年上彼氏 (ページ1)

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恭平side

『好きです…付き合ってもらってもいいですか？』

校舎の屋上で、告白された。

たいして接点とかがあったわけでもない。

でも、なんとなく面白みを感じたのと…

「ええで」

普通に顔が好みだったからつきあうことにした。

「え？あの二人付き合ってたの！？」

「うそ！？美男美女✨羨ましすぎでしょ」

付き合い始めて、一週間。

手を繋いで登校をする。

相変わらずの、彼女…一ノ瀬Aは慣れていないみたい。

周りからの反応なんかきにせんでええのに

「なぁ、いつまでそうしてるん？」

髪で顔を覆っているAは、きっと顔が赤くなっているのを隠すためだろう

『恥ずかしくて……』

僕のほうが、一つ年上で…きっと本当に勇気がいったのだろう

「そんなかくしてたら、可愛い顔が台無しやで」

と、すこしからかったら

更に頬を染めていた。

恥ずかしがり屋の天然さん。

人見知りでちょうがつくほどの臆病な子。

好きで付き合ってるわけやないけど、しばらくお世話になりそうだ。