西村先輩！振り向いて？

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『斗亜くん〜、か〜えろ？』


斗「うん、」



斗亜くんを誘って一緒に帰る。


時刻は、17時半。


辺りも徐々に暗くなり始めていた。




『るーく今日部活ないからって他の友達と帰ってさぁ』


ちょっと拗ねる。


斗「そうなんや〜、ってかめっちゃ怒っとるやん」


『だって、るーくと3人で帰りたかったんや…………あっ、、やばい』



ふと、スマホを忘れたことに気づいた。



『ごめん！斗亜くん、スマホ忘れた！さきいってて』



斗「まっとくで」


『ううん、いい！へいき！』



なんで気づかなかったのぉ〜


急いで部室まで行く。











ロッカーの中を探したら、、



『良かった〜、あって』



スマホがみつかった。


良かった…ほんまに






急いで帰ろうと思ったんだけど





『あっ、、』


体育館倉庫のところに西村先輩さん……西村先輩の姿があったので



気になって近づいてみる。





『なにやってるんやろ、私』


引き返そうと思ったけど

こんな絶好な機会そうそうないよね？




だから、


『あの、』


思い切って話しかけてみた。


肩がビクッとはねて、明らかに驚いている様子。




『何してるんですか？』


部活の物でも片付けてるのかな？


にしては、、人いないよね




拓「……帰ってください」


『えっ？』



拓「帰ってください！」


今度は私の肩がはねた。




沈黙が広がる。





『っ………えっと、、その……ごめんなさい！』


何やってんだろ、、自分。




そう思って扉を開けようとしたら



『えっ、、、』



開かない………？

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