家族の話2 ページ3
「お前んちのお父さん、プロヒーローなんだな」
「そうだよー。轟くんの家もプロヒーローだよね
えっと……エン……エン……」
「エンデヴァーな。エンデヴァー。」
「そう！エンデヴァーさん！」
「……なぁ。赤葦。お前にも俺の家族のことを話しておこうと思う。」
体育祭のときに緑谷には話したって。
そういえば、炎使ってた気がする……
「親父はＮｏ．２なんだ。
自分ではオールマイトを超えれないから、あいつより強い個性を持つ俺を利用しようと特訓されたよ。」
ひゅっ、と息が詰まる
子供を利用……？
「母さんは、俺の左が醜いと煮え湯を浴びせた。
そこまで壊した親父が許せなかったから、左を使わないと決めてた。
でも……緑谷の言葉で気がついた
醜い親父のものだけど、俺の個性だ。って。
俺の力なんだって。だから使うことにした」
「……ｯ」
「ずっと、見舞いにも行けなかったけど、体育祭からしばらくしてから行けるようにもなったんだ」
轟くんが、ぼやける。
目の前が霞んで、見えなくなる
「……泣くなよ。赤葦
大切な人には知ってほしくて話した。
みんなが言うように、俺はお前の笑顔が好きなんだから」
「……はな"じでぐれ"であ"り"がどう"」
私は泣きながらなんとか笑おうとしたけど無理だった
轟くんは、笑いながら涙をふいてくれた。面目ない。
話してくれてありがとうね。轟くん
……
(赤葦、泣き止んだか)
(やんだやんだ)
(ほんとかよ)
(私が！轟くんのこと幸せにする！)
(……普通逆じゃないか？)
家族の話ついでに轟くんに話してもらいました
夢主知らなかったなと思ったので
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作者名：月島蓮 | 作成日時：2017年10月26日 23時
