デスノートを持った不幸少女がコナンの世界にトリップしちゃった件

4話 ページ7

貴方side






『あー絶対怪しまれたよねー。意味深に逃げてきちゃったし。』

服も欲しいし。

ノートどうしようか。

死にたい訳じゃない。

でも間違った人は許せないと思う。

正しい人だけの世界を作りたいと思う。

キラの意思を引き継ぎ私がこの世界のキラになることも出来る。

彼は失敗していた。

しかし私はこの世界のことはとてもよく知っている。

公安の本名も、FBIの本名も。

私が黒の組織に入れば…

いや、逆も可能か。

ジンとかの本名は知らないけどボスの名前は知ってる。

私の働き次第でコナン君の目的は達成出来る。

でも、怖いんだ。

きっとどちらにせよいいように利用される。

自分たちも殺されちゃうかもしれないからね。

それに…

人を殺すのは怖い。

両親は正直正当防衛のとこがある。

残酷になってしまったけど言い訳が存在する。

でもそのほかの悪人たちは？

悪い人たちだよ。

でも私が実害を受けた訳じゃない。

ただのエゴ。







その日は上手く眠れなかった。

きっと新しい家で緊張してたんだと思う。

暴力のない朝を迎えることを微かに喜ぶ私に
気持ち悪くなった。

5話→←3話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す