検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:6,830 hit

2、 ページ3

.




医者から少し脱水気味だと言われ、点滴を打ち終わった頃には午後ももう遅かった。


面会時間はもうとっくに過ぎている。顔合わせぐらいはしたかったが、爺ちゃんのことを考えると帰ったほうがいい。ロビーで会計を済ませていると、悠仁と黒い服を着た男がいた。





「悠仁?お前、まだここにいたのか…そいつ誰だ?」



「兄ちゃん!ごめん、俺ちょっと今日帰んないかも!」



「は?お前、何言って…」





とんでもない速さで去っていく悠仁と男。俺が追いつける筈もなく、ひたすらに二人を見送った。



あんな奴、俺は知らない。他校の友達という線も考えたが、俺といる時間が圧倒的に多いから無理なのではないか。そもそもあの制服なんてここいらで見たことがない。


まぁ、あんな必死な顔をしているし、よっぽどのことがあったのだろうと放っておいた。





「あ、Aくん。お爺さんのことでちょっと…大丈夫かな」



「はい。すみません、今までお世話になりました」





看護師さんの言うとおりに手続きを進める。火葬の場所や日程を決めて、俺は家に帰った。





.

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←1、



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
173人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凪椰 | 作成日時:2023年12月4日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。