Twostory. ページ5
取り敢えず動ける範囲内で探す。
けれども、特にめぼしい物は何も無い。
ギャリーの所に有るのかもしれないと、
憤っているギャリーに声を掛けた。
『……ギャリー、一旦落ち着いて……。
時間少ないから……、鍵探そう……？』
「そ、それもそうね……。アタシったら御免なさい
小さく否定の言葉を発すると、
ギャリーの小さな声と被さった。
「あ、あったわ、鍵」
『ん……、じゃあ、ギャリー使って』
「は……？ ア、アンタ、何言ってんのよ。
鍵は一つしか無いのよ……？ Aが先に……」
『私に渡されても……、両手塞がってるから使えない。
ーー大丈夫、ギャリーは私も助けてくれる』
何時もより力強く言って見せる。
すると、数秒考えた様な間の後、
カチャリと鍵と拘束具が外れた様な音がした。
そして、近くに駆け寄ってくる足音。
天井しか見えなかった視界にギャリーの顔が映った
「ふふ、当たり前じゃ無い。
死んででもアンタを助けてやるんだから」
さらりと前髪を払い額を撫でる手。
それだけでも私を安心させてくれた。
ふと、ギャリーが視界から消えたと思うと、
下の方でカチャカチャと金属が重なる音が聞こえた
如何やら私の鍵穴と鍵を合わせているらしい。
「っ何で、合わないのよ……！」
『ギャリー…………』
「大丈夫、大丈夫よ。合う鍵を見つけてくるわね」
『……待って、ギャリー』
鍵を探してくると背を向けたギャリーを呼び止める
振り向いたギャリーの顔には焦りが滲んでいた。
然し、私を不安にさせない為か無理矢理笑っている
『……焦らなくて大丈夫。
さっき音声案内が鍵は"一本しか無い"って言ってた
だから、多分、この部屋に有るのはその鍵だけ』
「この鍵だけって言っても……、あ！」
手元の鍵をまじまじと見据えたギャリーが声を上げた。
そして何を思ったのか爪で鍵先を削り始める。
じっと見据えていると、
段々と赤が剥がれ緑色の鍵となった。
「Aの鍵穴も緑！ ってことは……」
カチャリと外れる、私の鍵と拘束具。
晴れて自由の身になった事で、
のそのそと身体を起こそうとしたその前に。
ギャリーに抱き起こされ強制的にベッドから降ろされた。
「よ、よし、作動しなかったわねっ……」
『ん……、有難う。ギャリー』
酷く疲れている様子のギャリーのお腹に抱き付いた
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アンナ(プロフ) - お久しぶりです。「元」hiroakannnaのアンナです。ま、まだ間に合う！今からでも更新を再開して欲しいぃ！！とても面白くて好きなので続きが読みたいぃぃ！！お願いしますぅ！！！殺天の方も読みたいですぅぅ！！！ (2020年3月11日 19時) (
レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
hiroakannna(プロフ) - 先程、殺天とキミガシネの方でもコメントさせて頂来ました者です。ib。懐かしいですねぇ。こちらの方も更新楽しみにいて待ってます！ゆっくり体調を壊さず更新を頑張って下さいね！ (2019年5月31日 23時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ(プロフ) - 正直バリバリ待っていた私がいました……復活おめでとうございます。 (2019年5月31日 18時) (レス) id: 9b7153919b (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 復活おめでとうございます！全然許すというか逆に許させて下さいって感じです(笑)無理せず、ゆっくり更新していってください！ (2019年5月31日 17時) (レス) id: 0223409ea8 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - あああああああああああ続きがきになる……！急かしてはいけない事は分かってるけど続きみたいです！いつまでも待ってるので、更新頑張ってください！！ (2019年5月27日 1時) (レス) id: 0223409ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高橋 | 作成日時：2018年2月18日 23時
