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ついに桜庭高校入試の日。
生まれてまだ15年だけど、こんなに机に向かって勉強して努力したことはないっていうくらい勉強をした。
学校に着くと、頭良さそうな子ばかり……
でも、絶対受かってみせる。
Aちゃんと………
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桜庭高校合格発表の日。
龍:……!
受かった…受かったよお母さん!!!!
龍マ:龍我が桜庭高校受かるなんて…っ
受かったと言っても、Aちゃんとは違う、進学クラス。
一番下のクラスだけど、数ヶ月前の俺からしたら信じられないくらいいい結果だ。
龍マ:Aちゃん、あそこにいるよ?
笑顔だから受かったんじゃない?龍我行ってきな。
お母さんに背中を押され、久々にAちゃんとちゃんと話す。
龍:俺ね、桜庭高校受かったよ。
あ:えっ!ほんとに?!
龍:うん。…でも、進学クラスだけどね。
特進クラスはダメだった…
Aちゃんと同じクラスがよかったなぁ…
あ:でも、龍我が桜庭高校受かるなんて(笑)
龍:うん。俺でもびっくり(笑)
俺ね、桜庭高校受かったら決めてたことがあるんだ。
Aちゃん、俺と付き合ってくれませんか?
あ:…
俺ね、なんでAちゃんのこと名前で呼んでるのか。
それはAちゃんのこと好きだから。
Aちゃんは俺のこと好きじゃないかもしれないけど…俺はずっと好きだった。
同じ高校受かって、高校も毎日Aちゃんと一緒と一緒に行きたくて……
Aちゃんに好きになってもらえるには、頼る側じゃなくて頼られる側になろうって思って、
忘れ物もしないようになったし、お茶もこぼさなくなった!
これからは俺がAちゃんを守る。
だから…俺と、付き合ってください!
あ: …ふふ(笑)いつからそんな頼れる男になったの?(笑)
もちろん。わたしも龍我のこと好きだよ。
龍:俺も!って言うか俺はだーいすき!!!
早く桜庭高校の制服着てデートしたいなぁー!
あ:その前に、ちゃんと課題やろうね♡(笑)
龍:…うん。
あ:ふふ(笑)
END
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作者名:叶凛 | 作成日時:2017年12月11日 20時