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体育の時間、ダンスを教えたり
わたしの飲み物を勝手に飲んだり
車に轢かれそうな私を助けてくれたり…
今まで「世話の焼けるやつ」って思ってたけど、
あの日から…
龍:Aちゃーん。おはよう！…なんかった？
あ:ううん！もう高校のことで頭がいっぱいでさぁ
龍我はどうなの？
龍:俺めっちゃ頑張ってるよ！ほら、最近寝てないでしょ？！
あ:それは普通のこと(笑)
龍:俺にとってはすっっごいことなの！！！
あ:はいはい(笑)
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龍:AちゃんAちゃーーん！
廊下を全力疾走で走ってきた
あ:ねぇ、そんなにわたしの名前叫ばないっでって！！
龍:…ごめんね
やっぱいいや…
先:佐伯ー？こっち来てくれー！
先生に呼ばれて特に何も考えずにその場を去ったけど、
龍我が今にも泣きそうな顔で私のことを見てたのは、ずーっとあとに知った。
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あ:龍我ー？あれ龍我は？
？:龍我なら急いで帰っていったよ
あ:ありがとう！
なんだかんだ、いつも一緒に登下校してたから、
ひとりだとちょっと寂しい…
龍我、今日ダンスだっけ？？
塾とか行き始めたのかなぁ…
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作者名：叶凛 | 作成日時：2017年12月11日 20時
