この人たち、どうにかなりませんかね「青葉城西」

どうにかして46 ページ49

天童side


瀬見「いいのかよ」


天童「んぇ？」



お目当てのA の劇を見て


満足した俺はセミセミと一緒に


青葉をグルグルしてる



あの子と一緒に回ろうかな、なんて



思ったけど、先約が、いたんじゃぁ


ね？



天童「青葉にケンカ売ったこと？」


瀬見「てかさ、俺らじゃ勝ち目ねーだろ」


天童「うはぁ、言うねーセミ君」


瀬見「その言い方やめろ」




俺なんかじゃ無理って分かっててもさ


色んな女の子がいるけどアイツじゃ

なきゃやなのよ


俺は



なんでこんなに執着してんのか


わかんねーし、理解不能



最初は、あ、面白れーな、くらいに


しか思ってなかったのに



天童「負けを認めたくない男心って
かーんじ？」


瀬見「振られろ」


天童「もうあれは振られたような
もんデショ」



俺は白鳥沢に帰ったら、また色んな
女の子に告白されるだろう




そして、俺はいつものように断る

んだろう




天童「浮気できる男になりたい」


瀬見「サイテーだな」

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