君が君でいられるように【3】 (ページ6)

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『お待たせ〜』

高地「早く乗って」

Aを車に乗せて東京の街を出る

音楽を聞きながら、

いつも話しながら向かうのに今日は静か

高地「A？」

『んー？』

高地「飯どーする？腹減った」

『お腹空いてない』

高地「おじや食わねー?有名なとこあるよ」

『高地のちょっと食べるくらいにする』

この調子だと最近食ってねぇーな

また体調崩して入院なんてなったらどーすんだよ

ライブもはじまったんだから

体力ないとそれこそLive中に…

なんてこともあるんだから

高地「ついたー」

『はーい』

暖簾をくぐって2人で中に入ると

味のあるテーブルと椅子が並んでる

《お好きなところにどうぞ〜》

おばあちゃんがひとり

奥にもう1人いる気配がする

1番奥の席に2人で腰掛けた

《なににする？》

『おすすめの少なめで』

高地「俺これで」

《はいはーい》

数分後やってきた雑炊

『おいひぃ〜』

高地「食べれそ?」

『うん』

半分くらいは俺に食べてって

渡してくるかと思ったけど

結局1人で全部食べたA

よかった…

高地「あとすこしでつくよ」

『食べてすぎてしんどい』

　

そっから30分

やっとついた目的地

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