君が君でいられるように【3】 (ページ4)

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会社でページ4

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北斗「あ、『あ』」

Aとのドラマの話に返事をして数週間経過した頃

ばったり会社の廊下で出会した

いつもならお互いスルーの素通りなのに

Aと会ってしかも突然だったから

つい声を上げてしまった

気づいたタイミングは同じだったと思う

どうしよう…

何言えばいい？

でもいいたいことも見つからず

そのまま素通りしようとしたとき

『あのさ、』

北斗「え、おれ？」

『ありがとう』

北斗「え？」

『ドラマ、受けてくれて』

北斗「え、、うん」

『それだけ』

そう言って行ってしまった。

俺は聞きたいことを何も聞けなかった

なんで俺を指名したのか

それがどうしてもわからない。

樹「北斗？こんなとこで何してんの？」

北斗「いや、なんでもない」

共演の話はわざわざ俺からは話してない

なぜかAの予定表も俺たちの予定表に入ってるから

ドラマ撮影がほぼ同じスケジュールで入ってるから

メンバーも気づいてるかもしれないけど

ありがとうって言った

Aの言葉の意味を考える

ドラマ断って頼んじゃないの？

やりたくなかったんじゃないの？

俺なら断ると思ってそんな要望伝えたんじゃないの？

ごめんね受けちゃって

Aちゃんが断れない状況作っちゃって

でもねこれは俺たちにとってもチャンスかもしれないって

そう思ってる

Aがドラマ出るなんて

確実に話題性があるしみんなも注目する

当たり前のように相手役にもスポットがいく

ここでSixTONESの名前を広められる

SixTONESと絡みの多いAだけど

それはファンの人しか知らない話で

世間の中でSixTONESとAは関係がないんだ

主題歌とかどうなるんだろ

Aは1人で歌わない、みたことない

ここでSixTONESがはいれたら…

そう思うけど

そんな話は未だやってこない

そこまで上手くことは進まないみたいだ。

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