君が君でいられるように【2】 (ページ10)

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樹side_____

みんながテントに入ってる間

会話を聞きながら暇を潰す

10分くらいでみんな静かになって

Aはお昼寝してるだろうか。

言ったって20分なんてすぐだ

19分経った時

慎太郎と北斗が出てきて

21分でジェシーときょもが出てきた。

そっから5分待てど待てど

やりたいと言い出したAが寝てるテントから

出てくることはない。

樹「タイムオーバー！A！高地！出てきて」

何度声をかけても出てきやしない。

まって2人して本気で寝てんの?

ジェシー「寝てんじゃね?」

樹「おい！おきろ！」

なんの躊躇いもなく

開いたテントの入り口

わーまじか。

思わずその入り口を閉めた

大我「なに？起こしてよ」

樹「抱き合って寝てんだけど、ビビった」

大我「まって」

Aはまだしも高地って

昼寝しても物音とかですぐ起きるのに

真っ先に動いたきょもがテントを開けて

目を見開いていて驚いてる。

高地「やべっ、ガチ寝してたわ」

大我「ガチ寝してたじゃねーよ！」

きょもとAなら全く驚かないけど

Aと高地はまじでびびる。

高地「A〜起きろ〜」

『優くん、もう少し』

しかも抱きしめる高地も

抱きしめられるAもナチュラルすぎて

違和感なさすぎて怖い

てか、俺らの知ってるAは高地を優くんなんて呼ばない

樹「ねぇ、撮影中なんですけどお二人さん」

『うわっ待って最悪』

大我「最悪なのはこっちだよ」

『大我くんこわい』

この2人仲悪いわけじゃないけど

そんな特別仲良いわけじゃなくない？？

慎太郎「とりあえず出てきなよ」

バレちゃったねなんて

コソコソ話してる2人の声を背中から聞こえる

付き合ってたりしないよね？

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