君が君でいられるように【2】 (ページ36)

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AはAで不安なんだね

いらない心配しちゃってさ

でもその感覚わかる

Aが留学してしばらく

モデルで活躍しはじめたとき

どんどん世界の人になってしまって

あぁ、もう違う世界なんだな〜

もう踊って歌って芝居して

そんなAはいないんだって勝手に決めつけて

ちょっと置いていかれてる気持ちになった

帰ってきたAはなんも変わってなくて

樹って俺の名前を呼ぶだ

俺たちだってそうだよ

Aは一生仲間だよ

それが伝わってないのがちょっと寂しくて

俺らの力不足かも

今日のLiveAが自分はいらない

なんて感じたなら

明日のLiveではAを含めてみんなで

team SixTONESだって

そう、感じられるようなLiveにしたいってそう思う

「お前もSixTONESだろ」

『ちがうよ』

「どれだけドームしても海外進出できたとしても
　ずっと連れ回すからな」

「覚悟しといて」

『うん』

前に言ってたんだ

グループが欲しかったって

樹が羨ましいって

友達でもない家族でもない普通の仕事仲間じゃない

深い奥底で新しい枠組みとして

大切な人がいるって守りたいものがあるって羨ましいって

Aのことだってそう思ってる

まあ、でもメンバーでもないまた別な枠組み

メンバーのためなら死んでもいいって

そう思ってるけどそれはAに対しても同じで

いや、男と女の俺たちだから

あいつら以上にAのことは守らないとって

守りたいって思ってんだよ

AがAでいられるなら

おれはなんだってするから

※次回以降します

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