君が君でいられるように【2】 (ページ27)

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樹side________

『会社にいたの？』

樹「いや、空き時間家戻るつもりだったけどこっちきた」

『え、わざわざ？ごめんね』

樹「俺3時間空きなんだけど」

『わたしも暇してるよ』

樹「家いっていい？」

『うん』

樹「ねむい」

Aの家は会社から結構近い

Aの車に乗り込んで2人で家に向かった。

後部座席に座りながらスマホを触る

SNSを開けばトレンドにAの生配信があった。

4人が揃ってるスクショと

謎の3ショットのスクショの中にある

Aのスクショ

あーそういうことね

気をつけろよほんと

配信アプリを開くと当たり前にアーカイブは残してないけど

今の時代みんな画面録画で録画してんだよな

でもAの写真より他の写真が圧倒的に多いし

スリーショットでAの写真が

少しでも目につきにくくなるなら安いものだ

まぁ言っても写真集の水着ショットより全然映ってないのだけど

水着より圧倒的にやらしく見えるから

Aはそこまで気にしてないのかもしれないけど

なるべく目につかない様にしたい

樹「買い物行かね？」

『ねむいんじゃないの？』

樹「たまにはいいだろ」

『じゃー行ってみたいカフェいっていい？』

樹「うん」

パーキングに車を止めて

2人で街ブラしながらカフェに向かう

普通にバレてる街中の人たちに

何度か話しかけられたけどみんなそっとしてくれてる

まぁ、俺とAのツーショットなんて

これまでに何度も上がってるから珍しくもなんともない

カフェでケーキを食べながらAがいう

『ありがと樹』

樹「なにが？」

『眠いのにさ、SNSはゆきじゅりデートでいっぱいだね』

樹「おれはなんもしてねーって」

『それでも、ありがとう、すき』

樹「ふっ、、きをつけろよ」

次の日6人仕事できょもがうるさかったのは言うまでもない

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