君が君でいられるように【2】 (ページ23)

今日:184 hit、昨日:107 hit、合計:95,516 hit

. ページ23

・

慎太郎side_______

北斗「裏で倒れられても迷惑」

和やかな空気から一変

氷が一瞬にして凍ったみたいにその場が凍った

『あなたに迷惑はかけないよ』

北斗「あっそ」

今にも泣きそうなA

あぁーーどうしようーーー

こういうのは慰めるのは得意じゃないよ

慎太郎「やっぱりやめとく？」

『慎太郎もやめろって言うの？』

樹「北斗も慎太郎もAに出てほしくないわけじゃないから」

『どーだか』

慎太郎「思ってるわけねーだろ」

『うん』

うんっていいながら

すげー不満そう

北斗も北斗だし

AもAだ

Aが倒れたら嫌だって辛い思いさせたくないって

そう思って北斗は言ってるのに

言い方が遠回しというか

わざとなの？ってくらい変な言い方をする。

本心はAのこと好きなのに

Aが避けるから北斗も避けるようになって

ジェシーみたいに北斗もAに仲良くいけばいいのに

それは難しいらしい

ジェシーのことを避けてたことに理由があったように

北斗のことを避けるのもきっと理由がある

樹「どーする？できんの？」

『やる』

樹「了解」

ジェシー「ちゃんとサポートする」

『大丈夫。ちゃんとできるから』

誰に似たのか知らないけどほんとに頑固だから

一回言ったら他の人の意見なんて聞かないから。

全力でサポートするよ

俺たち6人で

あんなこと言いながら北斗だってAのこと気にしてるし

裏で意外とAのことサポートしてんの知ってんだよ

ライブまであと少し…

・