君が君でいられるように【2】 (ページ21)

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ジェシー「A？」

高地が俺の隣に座ってジェシーがAの隣に座る

『なに？』

ジェシー「怒ってる？」

『別に怒ってはない』

ジェシー「A〜」

『また優くんと一緒』

ジェシー「前の仕事が一緒だっただけだよ？」

『うん』

高地「またいじけてんの？」

『なんでそんな言い方するの？』

高地「事実だろ」

『高地きらい』

そう言ってジェシーに甘えるAの肩を抱くジェシー

甘えたAにとってジェシーはいい甘えどころになったみたいだ

高地「なに？今度は俺と不仲説でるよ？」

『いいよ別に』

高地「やだよめんどくせぇ」

そんなこと言いながら

俺たちの知らないところで

高地とAは2人で仲良くなるんだろう

北斗「おつかれ」

ジェシー・高地「おつかれ〜」

樹「おつ」

『………さま』

ここの2人は相変わらずだ

ジェシーとAのペアにも何も触れない

気にしいな北斗だから

絶対気づいてるけどね

大我「ねぇ、Aいるー？」

お疲れ様の挨拶もなしにやってきた坊ちゃん

ご立腹なのは手に取ったようにわかる

『なに？』

Aとジェシーを見た瞬間

そんなに？！っていうほど眉間に皺をよせた

大我「何してんの？」

『何って大我と慎太郎待ちだよ』

大我「仲良くなっちゃったの？」

『へへへへへ』

大我「さいっあくっ！」

樹「仲良い方がいいでしょ？」

大我「ただでさえ忙しいのにAとの時間へるじゃん」

樹「俺がいるだろう？」

大我「まじきもい」

こんな冗談も受け入れてくれないほど

きょもはご立腹だ

別にいいけどさ

そこまでベタベタされるとなんかちょっと

俺もちょっと寂しくなってきた。

今まで気まずくなると俺の後ろ隠れてたのにさ…

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