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『本気でそう思ってる』
「えっ？私、そんな事言われ慣れてないんで、照れますよ…」
『可愛い。そういうところも、可愛いね。』
そう追い打ちをかけると、高比良さんは机の上に置いていた私の手の上に自分の手を重ねて言った。
『あんまり二人になれることないから、
今日はもう少し攻めるね。』
そう言うと重ねた手に力が入ったのがわかった。
「…も、もう酔ってるんですか？」
『まだ全然酔ってないよ。ただね、意識してほしくて。』
「意識…ですか？」
『うん。これからは、男として意識してみてくれないかな？』
これ以上は茶化せない。
高比良さんの目は熱っぽくて、本気で言っているということがひしひしと伝わってきた。
こんな風に好意を持たれることなんてなくて、自分の心臓がいつもより早く動いているのがわかる。
『本気なんだ。ずっと気になってた、Aちゃんのこと。』
「…っ、あの、高比良さん、」
何か言わなきゃ、返さなきゃ、
でも何を？
こんな本気の人に、この急展開で、
私がなにを返せるというの。
(京極さん、はやくきて、どうしよう)
その瞬間、思いが届いたのだろうか、
襖が開いて、彼が現れた。
『…何してるん、お前ら』
ほっとしたのも束の間、
わたし、高比良さん、
そしてその間に重なった二人の手をみて
京極さんは困惑していたし、
放ったその声は少し、怒気を含んでいた。
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yucari(プロフ) - くまもんたさん» ありがとうございます！嬉しいです、励みになります！コメントありがとうございます！ (3月14日 23時) (
レス) id: 9764fa7a2b (このIDを非表示/違反報告)
yucari(プロフ) - ぼた餅さん» すみません何分不慣れなもので、よくわかっておらず、ご指摘助かりました！ありがとうございます！ (3月14日 23時) (レス) id: 9764fa7a2b (このIDを非表示/違反報告)
くまもんた(プロフ) - めちゃめちゃ好きなお話すぎます…！更新頑張って下さい！！ (3月14日 23時) (レス) id: 6a9f7cbdd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - オ.リ.ジ.ナ.ル.フ.ラ.グを外して下さい。違反になってしまいます。 (3月14日 10時) (レス) id: b56975c361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yucari | 作成日時：2024年3月13日 22時
