私だけのカレ (ページ3)

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少し騒がしいなぁ

ガヤガヤとしてきた

そう思っていたら彼らのお出ましだ

彼らが本社に戻ってきて
10日以上経っている、なのにまだこんな状況だ

入社3年目、営業１課所属

ビョン・ベクヒョン

パク・チャンヨル

キム・ジョンデ

容姿端麗

頭脳明晰

多趣味にして多才

周りが騒ぐのもわからなくもない

三者算用とは言うけれど・・・
スゴい３人が揃いに揃ったもんだなぁなんて
彼らをデスクからぼーっと見ていた

課長が大きな声ではりきって
彼らに書類を渡しながら色々と説明している

【なんであんなに力入ってるのかな！？】

【声、ほんと大きい！】

隣の席の先輩と前の後輩の小さな呟きに
周りの皆が可笑しくて笑い始めていて

私も
そんな光景にクスっと笑っていると

「すっ、すいません」

「遅れて申し訳ありません」

一人の男性が頭を下げて入ってきた

めがねをかけたカレ

少しズレためがねを人指し指でぐいっと押さえ

「あっ、ありがとうございます」

「ごめんなさい」

そう言っては

ペコペコと頭をまた下げている

少し課長が席を外すと

3年目の彼らから

『セフナ、何してたの！？』

『昨日、遅刻するなって言っただろ？』

『眠そうな顔して！』

まるでそれだけ聞いてれば
カレが彼らの弟みたいに思えて
３人のお兄さん達が
カレのネクタイをなおしたり
シャツのシワを伸ばしてる

ほんと、カレ・・・何者！？
四人ってどんな関係なんだろう

【セフナって言ってたけど、、、】

人事課に入れば

人の名前はかなり敏感になる

2年目のマーケティング課所属

オ・セフン

まさか・・・

カレに初めて出逢った日になった

カレは・・・
私の人生を変える人になった