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「Aせんせー、話ってなに?」
放課後。恵くんと野薔薇ちゃんは一足先に教室を出て行った。
『宿儺がね、私を強くしてくれるって言うからお願いしたいの。』
以前宿儺と会話したことを説明する。
「先生死んじゃわね?」と言われたがまあそこは濁して、五条もいるし、大丈夫と話す。
「やだなー、先生のこと傷付けんの。」
『私負けないよ?だから大丈夫。お願い。』
「うーん、」
しばらく悩んで、
「快くいいよって言えなくてごめん。でもいいよ。」
渋々了承してくれた。
室内の練習場所にて。
校内で報告なしに術式を使うことは禁止されているため、一応試したいことがあると告げ、宿儺の呪力が外へ漏れないように結界を張る。
少し離れたところで五条が見ている。
こちらの準備は整った。
「…じゃあ先生死なないでよ。」
『お互い笑顔で明日会おうね。……よし、いいよ。』
スッと虎杖くんから宿儺に変わった。
「……やはり外はいい。お前、俺の攻撃を正面から受けろ。加減はしてやる。」
『!!』
「……自力で治してみろ。今日は終わりだ。」
たった一瞬だった。
言われた通りに正面から宿儺の攻撃を受けた。
ぶっ飛ばされて息がちゃんとできないことはわかる。
「…はっ!先生!」
『……おかえり、虎杖くん、』
虎杖くんがちゃんと戻ってきた事にまずホッとする。
「五条先生!早く!」
「わかってるよ悠二。1分したら硝子のとこ連れて行くから。」
そう聞こえ、次に目が覚めた時は医務室のベッドだった。
「…何したの。」
『…五条と反転術式の練習を……』
冷ややかな目で硝子に問われる。
硝子がいるって事は反転術式使えなかったんだ…
「誰にやられたの。」
『…五条。』
「だとしたら最低なやり方だよ。すんなり治んない。
Aに嘘つかれるのは好きじゃない。」
硝子にそう言われて本当のことを話す。
馬鹿じゃんと言われたけど、1人でもどうにかなるように、私は成長したいんだ。
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くまこ(プロフ) - riyaさん» ありがとうございます(;o;)先程番外編公開しました! (2021年8月21日 9時) (レス) id: aae8dbd6e7 (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 良かったです。番外編楽しみに待ってます。素敵な物語を読めて感謝 (2021年8月21日 9時) (レス) id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます! (2021年8月18日 0時) (レス) id: 45252353b5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 次も、楽しみにしてます (2021年8月17日 12時) (レス) id: 104e5b7174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月10日 20時