未練、想い2【五条悟】 (ページ4)

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「明日A休みでしょ？僕は午前中だけだから任務終わったらどっか行かない？」

『あー、明日は用事あって。また今度ね。』

「2人が休みの日少ないのに。」

ぴえん、とわかりやすく言う。

『京都の家行って片付けないとダメだし……』

「え、住む場所決まったの？」

『…ここにお世話になろうかな、なんて。』

「いいよ、今すぐそうしよう。明日僕もAの家に行く。いいでしょ？」

『…ちゃんと仕事終わらせてきてね。』

次の日、新幹線で京都の自宅へ向かった。

五条の事だからすぐ任務終わらせてくるんだろう、と思い掃除から始める。

冷蔵庫の中のものを処分し、トイレを掃除し、各部屋の床はロボット掃除機に任せた。

ーﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

「お邪魔しまーす。」

『早かったね、お疲れ様。』

「彼女の家に行くのに急がない彼氏なんていないでしょ？片付けは順調？」

『来週家電の処分して、必要な物は引っ越し業者に運んでもらうようにお願いしたの。』

「ふーん、ねぇ今日泊まっていい？」

唐突にそう言うからびっくりしてむせた。

『…明日学校あるけど。』

「僕が送るから。今泊まらないと彼女の家に泊まるっていうイベントが今後ない。」

そう言われてダメと言えるはずもなく了承してしまった。

しばらく録画していた映画を見て過ごしていたけど、暇になったのか飽きたのか、五条は勝手にいろんな部屋や引き出しを開けている。

…デリカシーのないやつ。

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夜になって、適当に買ってきたご飯を食べた。

『そろそろお風呂入るよね？これあげる。ネットで間違えて買ったの。』

通販で買った部屋着。デザインが可愛くて買ったけどサイズ間違いで大きいのを買ってしまったことを思い出した。

捨てるのも勿体無くて、いつか彼氏ができたら着てもらおうと思っていた物。

『あと服洗っといていいよね？』

「…え、洗ってくれるの？」

『……洗濯機がね。』

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『シャンプー、リンスこれで、ボディーソープこれね。洗顔はこっち。』

「…これは？」

『それはスクラブだよ。使うんだったら使って。
で、ここから順番に保湿関係並んでるから。じゃごゆっくり。』

お風呂内の石鹸を説明して、洗面所にある化粧水類も教えてお風呂に入ってもらった。

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