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「今日はホンマにありがとう、助かりました。」

『…おん、全然ええよ。てか…これからこういう時はさ、俺に頼ってええからな?俺やったら近く居るから、すぐ動けると思うし』

真面目なトーンで諭すように言ってくれる桐山くん。

「ホント桐山くんって頼りになるね…いつも何かしら助けてもらってる気がする」

『そりゃそうやろ、、好きな人が困ってんねんから。』

「え?」

(今なんて…)

『俺さ、入社当時からずっと気になってたんよ。でも、同期の絆っていうの?その関係を壊すのが怖くて…そしたらチャンス逃してもうてた』

『でも困ってたら全力で助けてあげたいと思うし、一緒に居るとめっちゃ幸せやし…やっぱり好きやなぁと思たんよ』

『あ、でも返事はいらんで!旦那さん居るし!俺が、もう後悔したくないから伝えただけやから!』

『やから、気にせず頼ってや』


私が気を遣わないように頑張って明るく話してる桐山くんにキュンとしちゃった私。

「…うん。ありがとう。ちょっと嬉しいかも。」

『あー…ほんま?良かったぁー、、引かれるかと思ってめっちゃドキドキやってんけど!』

緊張が緩んだのか、ほっとした表情がすごく愛おしく見えて

「桐山くんにあんな風に言われて、落ちひん人なんて居らんよ(笑)」

私のドキドキがバレないように、冗談っぽく言ったつもりだったのに

『…じゃあ、Aも落ちたってこと?笑』

「そう…だったらどうする?」

挑発するような表情した私は罪が重いのかな?

『…!そんなん言われたらもう…俺、気持ち止まらんで?』

私が微笑むのと同時に二人の唇が重なった…

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作者名:らん | 作成日時:2020年6月15日 23時

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