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数日後…
(やば…仕事ミスって定時に終わらなさそう…子供のお迎え間に合わんかも…旦那は出張やし…どうしよう…誰にも頼まれへんし…涙)
『おっ、お疲れ〜!…って何泣きそうな顔してんの?』
ってまた顔を覗き込まれた。
(だからドキドキするからやめてって!)
「仕事終わらへんくて、、子供のお迎えも行かなあかんのに、、」
『……じゃあ…俺で良かったらやけど、お迎え行ってこよか?』
「え、いやいや悪いって!仕事あるんとちゃうん?」
『中間課長に資料届けたらもう帰ろーと思っとったから大丈夫やで、俺は。』
「でも……」
『じゃ、他に頼める人おるん?この前も言ったやん、全部自分でしようとせんと甘えろって。』
優しい表情がどんどん真顔になってく桐山くんがちょっと怖くなって
「……分かった。ごめんやけど、お迎えお願いしていい?保育所には電話しとく。ファミレスかどっかで時間潰してて。1時間で終わらせるから。」
そう告げると
『おっけー!終わったら連絡してな。』
と優しい表情に戻って、颯爽と去っていく桐山くん。
1時間後…
「桐山くん?ごめん、今終わった!何処におる?」
『近くの公園で遊んでんでー!』
「分かった、すぐ行く!」
公園に向かうと、私の娘と楽しそうに遊んでる桐山くん。なんだか微笑ましく感じる。
(あんなパパだったらなぁ……って、何考えてんの自分、、)
【あ!ママー!】
「ごめんね!お迎え行けなくて…」
【いーよー!あきとにぃちゃんが遊んでくれた!】
『お疲れ!久々に公園で遊んだけど楽しいな!後半バテてもたけど(笑)』
「ホントごめんね…お礼にご飯奢る!一緒に食べに行こっか!」
ファミレスでご飯を食べて、車で桐山くんを家まで送ってきた。後部座席に座ってる娘は疲れて寝ちゃったらしい。
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作者名:らん | 作成日時:2020年6月15日 23時