《第十九話》 ページ20
陰キャオタクな僕の“オキニ”の野良猫が有能秘書だった！？
ラノベのタイトルをつけるとしたらこういうのかな。いや長いわ。
わざわざ自分で陰キャオタクって付ける意味あった？自分で言ってて悲しくなってきた。
イグニハイドの寮長、イデア・シュラウドは下手くそな現実逃避をしていた。
一方加害者であるAはご丁寧にイデアで膝枕していた。
迷惑でしかない。
『……。』
「お、起きてますかー……？」
『……。』
「あ、もうダメだ、起きる気配がない。ホント何、この状況！？
これじゃまるで拙者が襲ったみたいじゃん！！！むしろ被害者なんですが！？？」
怯懦と困惑と怨嗟。
大事にかわいがっていた野良猫(仮)がどこぞの第二王子サマのお気に入り秘書と判明した。
イデアはこれ以上感情が昂ることはこの先無いだろうと思う。
だって、レオナ氏だよ？変な誤解をされるに決まってる！！！
ていうか同じパトロン仲間だったとか普通にイヤ。
「せめてオルトが来てくれたら……」
ぼやいても今頃学園のどこかで散歩している弟に伝わるとは思わなかった。
イデアが体勢を崩しても起きない。きっと睡眠が足りていないんだろう。
あの学園長だ。普段はAが振り回しているように見えるが実際はどっちもどっち。
Aを哀れに思う日が来るとは思わなかった。
ほんの少しの正義感でAをここで寝かせてやろうと思った。
決してイデアが寝言でクラファミのことを呟いていて、もしかしたらゲーマーかもしれないから興味が湧いたとか。Aの顔面に見惚れたとか。
全然そんなことはない。
一人で頭をブンブン振って、そんな思考を消そうとするイデア。
その様子を例の
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好好爺(プロフ) - 星詠みさん» コメントありがとうございます！！早速更新させていただきました！気づいたら亀更新してしまう作者なので度々教えてくれると助かります……！ (9月28日 23時) (
レス) id: eeb0faecb7 (このIDを非表示/違反報告)
星詠み(プロフ) - 続きいつでも待ってます‼︎ (9月28日 22時) (レス) @page17 id: 674129e800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：好好爺 | 作成日時：2023年9月19日 14時
