《第十七話》 ページ18
『ふーん。そういうことでしたか』
「どっちもどっちなんだゾ！」
Aはエースの事情を聞いた。
タルトを食べて叱られて、逃げた。
オマケはリドル寮長特製の愛情というより怒気のこもった首輪。
本人の反省した様子はナシ……と。
『私は学園長秘書なので関係ないですね。 どっちでも良いからさっさと謝ってください』
「Aさん……意外とマトモだったん＿＿＿＿＿」
『＿＿＿＿＿その後失敗して争いが起こるのがNRCなので意味ないですけどね』
「僕の尊敬を返してください。 納得しちゃったじゃないですか！！！」
「納得しちゃったのかよ」
ユウは一気に冷めた目でAを見つめた。そんなユウを呆れて見つめるエース。
しかしNRCは実際そういうとこがあるので否定できないのが悔しい。
ユウはしっかり経験から学んでいた。
その時ドンドンとドアが鳴った。
『お客様ですかね。 チャイムの存在に気づいてないんでしょうか』
「うげっ！ このボロ屋敷、振動で埃が落ちてくる！ ハイハイ！ 今出るからドア叩くな！」
エースがバタバタと玄関に向かう。
「げ。デュース……」
エースが呻いたような声が聞こえた。
『面白そ……じゃなくて大変そうですね。 玄関まで向かいましょう』
「Aさんは歯に衣着せるということを覚えた方が良いと思います」
『歯に衣……？』
「そっか、慣用句なんて知らないのか。 ……なんでもありません、こっちの話です」
玄関に向かうとなにかの資料で見かけた子がいた。
誰だ。Aはウンウンと考える
『あぁ。あなたは……シャンデリア壊しのデュース・スペードさんですね』
「なっ！？ た、確かにその通りですけど……ってあなたは……？」
『はじめまして。学園長秘書、また異世界から来た監督生のユウさんの護衛をしています。 Aと言います。以後お見知り置きを』
「よろしくお願いします！！」
「え、僕の護衛だったんですか？」
『はい、直に学園長から命じられています。 あなたは魔法を使うことが出来ないのでいざという時は盾になれと』
「えぇ……！？」
そういえば本人に言っていなかったとAは思い出す。
まぁ学園長に言われなくてもどっちみち盾の役割はするつもりだった。
Aはそれだけの期待をユウにしていた。
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好好爺(プロフ) - 星詠みさん» コメントありがとうございます！！早速更新させていただきました！気づいたら亀更新してしまう作者なので度々教えてくれると助かります……！ (9月28日 23時) (
レス) id: eeb0faecb7 (このIDを非表示/違反報告)
星詠み(プロフ) - 続きいつでも待ってます‼︎ (9月28日 22時) (レス) @page17 id: 674129e800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：好好爺 | 作成日時：2023年9月19日 14時
