高嶺の華の涙 (ページ6)

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朝の楽しみページ6

HSside

俺は朝の習慣がある。寮の部屋の窓を開けることだ。

でも、1年くらい前からもう一つ理由ができた。
それは、ジョンハン先輩と窓越しに合うこと。先輩は、窓越しに口パクで
「おはよう」って言ってくれる。

初めての時は偶然にも一緒に窓を開けて笑いあった。
その日は、入学式で少し緊張していた心も一瞬で和らいだ。

始めは女の子だと思って探して見つけたとき、ズボンの制服を見て
がっかりしたのもまあ、事実。

でも、絢爛高校では「ユン・ジョンハン」という人は特別にされていて、
一目置かれている存在だ。

廊下や寮内、中庭を歩く時も、
隣にいるジョシュア先輩やスンチョル先輩の影響も少しはあるけど、
八割ほどはジョンハン先輩自身。

いつも十戒が歩くように道はできる。

前に、面白半分でハニ先輩の道を作らなかった、どっかのお坊ちゃま
3人組がいたが、そいつらは校内中から批判を浴びていた時がある。
でも、その騒動を止めたのが他でもないハニ先輩で、今ではハニ先輩の
ファンの一部と化している。

今日もハニ先輩が口パクで「おはよう」と言ってくれたので、
俺は上機嫌だ。

WZ：ホシ、キモイ。さっきからずっと笑ってる。
DN:何かあったんですか？
HS：え、、まあなww
VN：ハニ先輩でしょ。毎朝、窓開けて礼儀正しくお辞儀してるから、
　この間見たんです。そしたら、反対側の寮の部屋がちょうど
　先輩たちの部屋なんです。
WZ・DN：あー、そういうことね。
WZ：納得だわ。
DN：ですね。
HS：な、なんだよっ！
DN：あのハニ先輩と毎朝目を合わせてるだなんて知られたら、学校中から
　殺されますね。
HS：うそ、、、、ぎゃーーーーーー！！
WZ：うるさ、、
HS：俺そんな悪い！？死ぬのは嫌だよ！！
VN：もう助けられませんよ、、、
HS：うそぉおおおお！！神様、お願いします！助けてくださいっ！！

それでも俺はやめない。毎朝、天使に合うのをね。