高嶺の華の涙 (ページ14)

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決意ページ14

MGside

夜の9時ごろ。
空は昼間の雨とは打って変わって星が光るきれいな夜空になった。

(ガチャ)

JH：お待たせ。ごめん、遅くなった。
MG：いいえ。大丈夫です。
JH：相談って？僕より同室のスンチョルやジョシュアのほうがいい
　相談相手になると思うんだけど、、
MG：あの、相談とはちょっと違くて、、
JH：うん。
MG：先輩、入学式の時覚えてます？
　保健室を出て、手をつなぎながら桜吹雪の中、寮に向かったこと
JH：うん。覚えてる。あの時きれいだったよね。
MG：先輩、あの時凄くきれいで、、俺はこの人を守れて、一緒に居れる
　存在になりたいって思ったんです。
　俺、、ジョンハン先輩が、好きです。
JH：えっ、、
MG：気持ち悪いのは重々承知してるんですけど、言って後悔したほうが
　いいかなって、、
JH：いや、気持ち悪いなんて思ってなくて、、、
　なんで僕なの？、、知りたいな、、
MG：、、一目ぼれだったんです。そして、先輩の優しさにひかれて、
　そのうちに目で追うようになってたんです。
JH：ありがとう。
MG：返事は今じゃなくていいです。
JH：わかった。おやすみ。
MG：おやすみなさい。

俺は軽い足取りで自室に戻った。

MG：ただいまです。
JS：お帰り、ミンギュ。ちょっとそこに座ってもらえる？

いつもならもう寝ているはずのジョシュア先輩が起きていてびっくりした。
しかも、怒ってる？

MG：あの、、、ジョシュア先輩、怒ってます？
JS：いや別に。

先輩の優しそうな眼は肝が据わっていていつも先輩じゃなかった。

SC：シュア、やめろ。怖がってる、落ち着け。
JS：わかってる。
MG：スングァン、何かあったの？
SG：いや、全部ミンギュがしたことでしょ。
MG：は？俺、何もしてないけど、、
SG：は？何もしてなくないでしょ。
MG：？？
SG：ジョンハン先輩とどうゆう関係？
MG：ど、どうゆうって？

さっきのこともう広まってるの？

SC：ホシが今日の午前中にお前とハニが顔を近づけてるの見たって。

洗面所の時のことだ。あれ見られてたんだ。
俺、顔赤くなかったかな？

JS：ミンギュ、本当？
MG：あ、、、えっと、、はい。でも！誤解しないでください。
SC：え？
MG：そん時、俺の顔についてたまつ毛を取ろうとしてくれてたんです。
JS：、、俺、行ってくる。

ジョシュア先輩は部屋を飛び出していった。