〇〇な彼女【阿部亮平】

泣き虫彼女×阿部亮平 ページ9

翔太の妹で目黒の彼女そして阿部と浮気さんのリクエスト！ありがとうございます！




今日はデートの日。

俺の彼女のAは40分前に髪直してくると言って

から全然帰ってこない。

…見に行ってみるか。








「Aー？準備でき…え、どうした？」




『りょうへぃ…どうしよう…』




「また泣いちゃったかぁ…何あったの？」




『全然髪型決まんなくて…』




「なんだ、心配しちゃったじゃん」




『亮平と釣り合う可愛い彼女になりたくて頑張って色んな髪型試して見たんだけど…全然似合わない…』



『…なんか、服も可愛いの持ってないし…亮平ごめんなさいぃ…！』









Aは泣きながら俺の胸に飛び込んできた。

俺はAを抱きしめながら周りを見渡す。

洗面台の上にはヘアカタログとコテやらアイロンやら

いっぱい散らかっていた。









「…ねぇ、俺の好きな髪型にしてもいい？」




『え？うん…私の髪の長さでできる髪型なら…』




「じゃあ、俺がそのヘアカタログみたいなの見てやってみるから、座って？」









俺が指示すると、Aは『うん…』と黙り込みな

がら椅子に座った。

…これ、こうしてたんだ。ちょっと難しいかも。

…よし、出来た！









「いいよ。」




『…え、ハーフアップ！？あ、しかもくるりんぱだ！』




「俺、Aのハーフアップ好きなんだよね。」




『好きって…やったことも無いし…』




「やってたじゃん。前、洗面所で」




『み、見てたの！？あれ、似合わないと思ってやめたのに』




「俺、似合ってて可愛いってずっと思ってたんだよね。だから、今日はその髪型でいて！で、もう泣かない。わかった？」




『うん…わかった』









俺はAの涙を指で拭った。

そうすると、だんだんAは笑顔になって、また

俺に抱きついてきた。









「じゃあ、もう行こう？行きたいって言ってた遊園地開園時間過ぎてるよ？」





『あぁ！待ってぇ！』




「言ったそばから泣いてる笑」









俺は少し泣き虫な彼女の手を繋ぎ、 遊園地をまわっ

た。

デートの時も必ず1回泣いてしまうAは今日珍

しく泣かないで楽しんでいた。

泣き虫は別に悪いことではないけど、できるだけ自分

の彼女には泣いて欲しくない。泣き顔じゃなくて笑顔

が見たい。









「A。」




『ん？』




「笑顔でいろよ？」





『…うん、頑張るね！』

番外編（ショッピング）→←ヲタク彼女×阿部亮平

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す