3 ページ3
、
私は保育学部なんだけど、必修が多くて今日も一限から。ふっかはスポーツ保健学部で、二限からだけどついでに一緒に来た。
二年目になっても慣れない90分授業を乗り越えて、やっとお昼。
向井「なんやふっかさん愛妻弁当広げて。さては、泊まりやな？」
深澤「おん、泊まり泊まり。あ〜腹減った」
「愛妻弁当じゃないから。ナオと私の分のついで」
渡辺「うわお前ら今日みんな弁当じゃん。俺だけなんか切ないんだけど」
ナオの分と一緒に毎日お弁当を作るから、学食に行かない私。
それに合わせていつメンはみんなお昼を買ってきてくれて、一緒にコモンスペースで食べるんだけど、珍しく一人コンビニ弁当のしょっぴー。おかずひとつあげたら「うわっ！」って大げさに美味しそうにするのが面白い。
しょっぴーはふっかと同じ学部、康二は私と同じ保育。みんなサッカーサークルで1年の時に出会い仲良くなった。
渡辺「20歳になる男女が仮にも違う布団とはいえ一緒の部屋で寝るって、何も起こらないのが逆にすごいわ」
「ナオもいるから3人だし。しょっぴーが不純なんだよ」
渡辺「うわうざーお前がずれてんだろ。てかほんと子ども好きだな、5歳児とか俺には無理だわ」
「5歳児が5歳児無理なの笑う」
深澤「まぁた始まったよ、翔太とA」
向井「もう慣れたわ、この光景」
しょっぴーとはいつもこんな感じだけど、別にけんかでもなんでもない。ただの日常会話で、お互い気を遣わなくて楽なのだ。
しかもこんなこと言いながらもうちにくるとナオの面倒見てくれるの、なんだかんだいい奴なんだよね。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1881人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫乃 | 作成日時：2022年11月7日 1時
