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物干し竿とふっかの間に挟まれて、動揺して動けないでいる私。
深澤「顔真っ赤」
「う、るさい！離れて！」
深澤「ごめんごめんいじめすぎた笑
ん、ほんとだ。触り心地よくなってる」
やっとふっかが離れてくれて、私をなだめるように話した後タオルを取って本題に戻ってくれるけど、私はそれどころではなくなってしまって。
頭をぐるぐるさせながらも、ナオも見てるし平然を装いタオルをかごに取り込もうとしたその時。
深澤「痛っ！」
「えっ！？ふっか、大丈夫？」
深澤「あーっ、大丈夫大丈夫。へーきよ」
突然バンっと音がしたと思ったら、ふっかが弁慶の泣き所を抑えてしゃがんでいるから思わずかごが手から落ちる。大丈夫って言うけど、本当に痛いってみればわかる。
「何があったの」
深澤「いや…」
「…ナオ？」
だから事情を聞いたのに、誤魔化すからおかしいと思い顔をしかめると、ふっかを見て怒ったような顔をして立ち固まっているナオに気付く。
ふっかが何も言おうとしないことからも、ナオの表情からも、ナオが蹴ったんだとわかった。
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作者名：紫乃 | 作成日時：2022年11月7日 1時
