白く黒い姫は光を欲する 弐

37話 詳しい情報 ページ16

ハ「分かっている。妖聖剣だろ？５つの妖聖剣が揃わなければ姫は力を覚醒させる事は出来ない」


アヤ『それもあるけど…姫に必要なのは……







，







男よ…』


ハ「男？」


アヤ『力を蓄えるのに美しい男が必要なの。でも “人間の男” ね』


ハ「人間の？」


アヤ『そう。ずっと前から探している “伝説の男”…彼こそが姫の力を取り戻すのに必要な存在なのよ』


ハ「そうか……必ず探し出す」


アヤ『私の中に男を取り込んでいるの。伝説の
男が手に入った時，姫に授けるつもりよ』


洞「この事は姫には？」


アヤ『言わない方がいいわ。あの方は遠慮ばかりするから。それに…』


ハ「それに？」


アヤ『あの人間たちのせいでそんな事が出来なくなってしまってるしね』


ハ「ほう…」


アヤ『じゃあ私はこれで』



少女は近くの町に降り立ち，眠りについた



アヤ「え……なんでこんな所に？」



少女は本当の人格に戻った



洞「姫乃アヤメに戻るとアイツの記憶は無くなるようですね」


ハ「そうだな」









，









今までの光景全てを “少し離れた所” から見ている者がいた

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