讐-ada-2 (ページ16)

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瑞貴side

樹くんのスマホをひっくり返したら、Aさんの名前が表示されていた。

しかも、通話中。

何が、どうなってるの…

樹「今までのこと、全部Aちゃんに報告してるんで」

瑞「グルだったの…？」

樹「はい」

瑞「どういう、つもり？」

樹「あんたが今までAちゃんやSnowManのメンバーにやってきたことまじで許さないから」

樹くんは財布から千円札を何枚か出しテーブルに置き、お店から出ようとする。

瑞「ちょっと、待って…！」

お店から出た樹くんと入れ替わりに、Aさんがやってきた。

瑞「何で、ここに？」

『今まで樹くん、私に協力してくれてたんだよね』

瑞「えっ…？」

『まさか樹くんのこと本気で狙ってるなんて思いもしなかったけど。とりあえず、貴重な証言ありがとう』

そう言って、Aさんは帰って行った。

何…？私、騙されてたの？

まさか樹くんもあいつの味方だったなんて…

まあ、いいわ。

SnowManもSixTONESも一気にぶっ潰してやる…

あんなので、何が出来るって言うのよ…

＊＊＊

樹side

悪魔と別れ、それからAちゃんと北斗くんと合流した。

樹「作戦大成功じゃね？」

『うん！本当にありがとう！』

樹「まじで緊張したわ～。俺、俳優も向いてるかも」

北「調子乗り過ぎ」

『ほんと助演男優賞あげたいくらい！』

北「Aさんも、そんな褒めなくていいから」

樹「今日くらいいいじゃん！やっと悪魔から解放されたんだし！」

とは言ったはものの、大丈夫だよね？

相当な恨み買っちゃったわけだけど…

北「でも、大丈夫ですかね…あの写真流されるかも…」

『それはきっと大丈夫。先手打っといたから』

北「えっ、どうやって…？」

『とりあえず、これから事務所よってくるから！今日は本当にありがとう！』

北斗の質問も見事にスルーされ、そのまま行ってしまった。

また焦らしパターンじゃん。

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