HiGH＆LOW─destiny cloud─

怖さ ページ35

「あの、大丈夫？








顔色…悪いけど。









あ、やっぱり、初めて会うから変な人って思われてる？









本当よ！？









本当に、その子のお姉ちゃんなの！！









その子に聞けば、わかると思うんだけど！」









混乱しながら笑顔で話してくるその人。









この人は、本当に私のお姉ちゃんなのだろうか。









嘘だったとしたらどうなんだろう。









でも、嘘をついてるとも見れないし…









それに、どちらであったとしても









広斗たちがいない中で









もし襲われたとしたら何ができるんだろう。









「あのー。」









『私…









姉なんていません…』









「え…？」









そう言って走って逃げた。









山王街に入るまで、油断はできない









その感覚を身につけながら









山王街にかけていった。
　
　

　
　
　
　
　






　
　
　

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