消えた少女 ページ28
私はただただ広斗の話を聞いていた。
涙が止まるところを知らずに
パタパタと落ち続ける。
「その日から、海にはいってたけど
お前ら二人とは会わなくなった。
兄貴もいなくなって。俺らは二人できたんだよ。
だから…A…?」
涙を流す私を見て、広斗が言い止まった。
少しは
その時のことが頭を巡った。
楽しかったはずなのに、その別れは突然に訪れた。
その日、私たちが家に帰ると突然お父さんから引っ越すことが告げられて
無理矢理に街を出た。
私と、お姉ちゃんは泣いてたけど。
お父さんはそんなこと気にもとめなかった。
広斗たちの両親が亡くなったのこと。
私たちの、引越し。
何かがあるとしか思えない。
そう考えていた。
でも。私には、いま、姉はいない。
そのことも関係しているんだろうか。
もしかしたら、私たちと出会ったことで
広斗たちの両親が…?
「A…。」
落ち続ける涙を見て、広斗は私を抱きしめてくれる。
こんなにいい人の家族が…。
私のせいで…?
何があっても、そう考えることしか出来なかった。
601人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美桜(プロフ) - チャンスさん» ありがとうございます!!頑張って書きますっ!!(`・ω・)bグッ! (2016年7月19日 21時) (レス) id: 072ca8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)
チャンス - 頑張って続き書いて下さい(≧∇≦) (2016年7月19日 21時) (レス) id: 2adc552334 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます(`;ω;´)精一杯がんばりますね! (2016年6月14日 0時) (レス) id: 072ca8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - 応援してます。無理せず頑張ってください! (2016年6月14日 0時) (レス) id: 756a25f80d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 琴音さん» ありがとうございます!!頑張ります!!(つω`*) (2016年6月2日 16時) (レス) id: 072ca8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:美桜 | 作成日時:2016年5月3日 21時