…35 ページ35
side Hiroomi
驚く表情の2人に目を向けて
俺は考えるというよりは
思うままに言葉を発した
広臣「普通って何？…俺は肩を並べて料理するよりも、好きな人と同じ瞬間を共有して、共にする方が、幸せ」
『…』
広臣「俺は、健常者だからAちゃんの全てをわかることはできない。…だけど、俺は俺にできることをしたいと思ってる」
『…』
広臣「困ってたら、手を差し伸べる。悲しい時は、半分俺にも分けて欲しい。嬉しいことも、半分俺に分けて欲しい。俺が一番大事なのは心だから。」
『っ、、、』
広臣「世の中、外見で比べてられるってのはあると思う。だけどみんながみんなそうじゃない。心のある人間は、人を見た目で判断したりしない。』
『っ、っ、、、』
広臣「人って….得意不得意、あんじゃん？おれはめんどくさくて、料理なんてできない。しない。でもAちゃんはできる。俺は美容師で髪を切ることができる。でもAちゃんはできない。俺は太陽のような笑顔を向けられない。でもAちゃんといると、そんな風に笑えるだよね。」
『…』
広臣「ごめん、なんか言ってることよくわかんないかもしんないけど、俺らってさ、補い合ってる感じがすんの」
『…』
広臣「てか、うん…俺、好きだからさ。Aちゃんのこと。だから、うん、好きな子のこと支えたいし、チカラになりたいってのが、、うん、なによりも伝えたいこと、かな？って、まじ俺わけわかんないか。話す下手だから、ちょっと思うままに言ってっけど……ごめん」
『っ、、、謝らな、、いでっ、、』
広臣「え？」
『さっき、、言ってた、、広臣くんっ、、がっ、、』
広臣「…」
『悪いことしてないのに、、謝るのは、おかしな話って、、、、』
広臣「あー、言った、ね、苦笑」
なんか自分でも
よくわかんなくなってきたけど
「ふぅー、素敵な人に出会えたね？Aちゃん。自分の思うままに伝える番じゃない？彼の心の気持ち伝わったでしょ？」
前川さんの言葉に頷いて
察してか、前川さんは病室を後にした
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
M(プロフ) - さこさん» いつもありがとうございます(；ω；)そう受け取ってもらえて嬉しいです！ (2020年7月7日 9時) (
レス) id: d3019aaca7 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - チャコチョロさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(TT) (2020年7月7日 0時) (レス) id: d3019aaca7 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 涙が止まらないです(T-T)当たり前だと思ってた事も実は、奇跡だったりしますよね。ほんと、一瞬一瞬を大事にしたいなって思いますね。素晴らしいお話ありがとうございます(^^) (2020年7月7日 0時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
チャコチョロ(プロフ) - もー涙が止まりません。もーいっぱい考えちゃいますね。素敵な作品です。ありがとうございます。 (2020年7月7日 0時) (レス) id: 131ea1797d (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - さこさん» こんにちは！いつもありがとうございます(*^^*)今後の展開もぜひ注目して頂きたいです♪ (2020年7月3日 15時) (レス) id: d3019aaca7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：M
| 作成日時：2020年7月2日 22時
