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side you

『お疲れ様でしたー』

今日もバイトが終わり
家に帰ってリリーの散歩へ

『あ』

広斗「…またお前か」

今日2度目の対面をした広斗さん

夜も遅い時間だけど
お散歩コースのベンチで
タバコを吸いながら座ってた

広斗「1人？」

『1人です』

広斗「こんな時間に？」

『まぁ、はい！日課なので』

広斗「へぇ」

言葉は冷たいけど
広斗さんの膝に飛び乗ろうとしてる
リリーを優しく撫でる

『こら、リリーだめだよ』

広斗「別にいいよ、ほら」

そう言ってリリーを抱き上げて
膝に乗せる広斗さん

『お家この辺なんですか？』

広斗「あぁ、すぐそこ」

『そうですか』

広斗「お前は？」

『私もすぐそばです！』

広斗「ふーん…まぁ店もこの辺か」

『そうですね！お店行きます？』

広斗「結構行ってるけどな。お前の事見たことない」

『私がお休みだったり時間帯が違ったのかもですね！』

広斗「だな」

『…広斗さんと雅貴さんって全然違いますよね？』

広斗「俺はあんなうるせぇ人間にはなりたくないね」

『ふふっ』

広斗「なんだよ」

『でも仲良しですよね？』

広斗「…別に」

『いいなぁ』

広斗「お前1人？」

『いますよ、異母姉妹ってやつですけどね？』

広斗「へぇ…だからか」

『え？』

広斗「いや。そろそろ行くぞ、送る」

『え！いいですよ！すぐですし！』

広斗「いいから、早くしろよ」

『…ありがとうございます』

リリーを抱えたまま
歩きはじめた広斗さん

リリーは心地いいのか
広斗さんに抱かれて眠ってる。笑

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