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side you

私は足元にきた
サッカーボールを手に取ると

「…すいません」

『あ、いえ……どうぞ』

「…どうも」

顔の整った男性

「ひろとーーー」

「おぉ、じゃあ」

チームの人が呼ぶ声に応えて
ペコっと去っていった彼

〝ひろと〟って言うんだ

なんて思いながら
私もベンチから立ち上がり

『帰ろっか？リリー』

その場を後にして
家に帰ることにした

翌日

「Aちゃん、そこ寄っていい？」

『もちろん！』

バイト先のカフェのマスターの
買い出しに付き合って
車を走らせてると
マスターが寄るといった場所は

バイク屋さん？

一緒に降りて中に入ると

「おいっす！」

マ「おぉ！」

「マスター、待ってましたよ！」

マ「いつもありがとな？あー、俺の店のスタッフ！こちらは俺がお世話になってるバイク屋のイケメン兄ちゃん1号！笑」

『はじめまして！』

雅貴『はじめまして！マスターにはいつもお世話になってる、雨宮雅貴です！』

『Aです！』

雅貴『いやー、さすがマスター！可愛い子雇ってんね！笑』

マ「お前、彼女いるだろ？狙うなよー。笑」

雅貴「気をつけるわ！笑」

マ「で、俺のは？」

雅貴「あー、今広斗がやってる！」

マ「おぉ、そうか。じゃあ少し待つわ」

雅貴「はいはーい、そこ座って？」

慣れた感じで案内され
お客様用だろう席に着く

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