azalea

…26 ページ26

side you









「ここからは、三代目に関わるものとしての言葉として聞いてください。あなたにとっては厳しい言葉かもしれないけど。」

『…はい』









今後のもしも何かあった時の
対策を聞いて最後にそう告げられた









緊迫した空気の中
広臣が横で手を握ってくれる









「三代目はこれからなんです。EXILEの後を追い、これから日本にとって必要とされるアーティストになるために、頑張って行くべきグループです。今回のこの報道で今ネットは大荒れ。今のこの現状は正直言って避けたいものです」

『…』

「厳しい言葉かもしれませんが、会社的に今。2人の恋を応援することはできない。」

広臣「え…いや、待ってください！！」

「登坂、よく考えてくれ。何万人もの人が行きたい道を、お前は背負ってるんだ。合格したその瞬間から。そしてファンはお前の恋愛事情を受け止めてくれる人は少ないのが現実だ。今は特に。これからツアーも決まっていろんな仕事がある中、恋愛の話なんて持ち込めない。」

広臣「俺はちゃんと、両立して…」

「お前が家をあけたとき、そばにいない時、Aさんの身に何か起きた時。お前は守ることができるのか？」

広臣「…」

「ずっとそばにいることはできない。わかるよな？」

広臣「じゃあ…俺に一生恋愛をするなって事ですか？」

「そうじゃない。そういうことを控えてほしい時期だって話だ。」









初のツアーが決まった三代目









ここから走り出すんだ









生のパフォーマンスをみて
何万人もの人が惹きつけられる









これからなんだ、広臣は。









.

…27→←…25

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す