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side Hiroomi
『勝手に、決めてごめん。この子は、、、広臣の子供、です…。』
広臣「………え?」
『急に言われても…だよね。』
広臣「いや、俺…なんていうか…想像してないことが起きすぎてて…ごめん…」
『私こそ、いきなり、ごめん…。』
未来ちゃんが、Aと俺の子。
『私が、勝手に決めたことなの。だから、こうなったからには、言わなきゃいけないって、思っただけで、広臣に、一緒になんて…』
広臣「待って」
『…え?』
広臣「いや、俺。かなり戸惑ってる、からうまく話せないけど…思ってるままの気持ちを聞いて、ほしい。」
『…うん』
広臣「今、子供がいるって聞いた時、俺の他に付き合ってる奴がいて、そいつとの子供だと思って、すげぇ腹たった。」
『…』
広臣「俺の子だってわかって、戸惑ってるし、まだ理解に追いついてないところもあるけど、Aが一緒にいようなんて思ってないって言おうとしてる言葉は、阻止したいと思った。」
『え?、、、』
広臣「まだ、うまく話せないけど…俺は、美容室で再開して、運命だと思った。お互いの夢のために、別れを選んだけど、あの後何度も後悔した。辛い時、Aと分かれてなければ、励ましてもらえたのに、とかすげぇ考えた。」
『…』
広臣「だから、いつか再開して、その時、お互い一人だったら、また一緒に手を取って歩んで行こうって伝えようって思ってた。だから今日飯に誘った。」
『…そう、なんだ…』
広臣「すぐに、父親になれる自信は正直、いまは、ない。…だけど、Aと、未来ちゃんと離れたいと思う気持ちはない。」
『え……』
広臣「俺なりに、頑張るから。一緒にいたい。未来ちゃんの成長をAとみたい。」
『…っ、広臣…』
思うままに伝えて
その思いを受け止めてくれたA
ー2年後ー
未来「ぱぱー!ままー!」
広臣「はーい」
『ふふっ』
あれから、数ヶ月後に
共に生活を始めて
未来はパパに会えたと喜んでくれた
そして半年後に入籍
『楽しみだね』
未来「いもーと?おとーと?」
『どっちだろうね?』
広臣「どっちがいい?笑」
未来「どっちでもー!」
『ふふっ』
家族になって、Aのお腹には
新しい命が宿ってる
遅れた分の幸せを
これから倍の幸せで
埋め尽くしていく
手を取り合って
これからを、共に、永遠に。
END
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作者名:M | 作成日時:2019年9月15日 23時