検索窓
今日:14 hit、昨日:21 hit、合計:151,489 hit

ページ36

side you









『じゃあ、よろしくね?』

母「はいはい」

『いってきまーす!』

未来「まま、いってらっしゃーい!」

『ふふっ』









毎日できることが増えていく娘は
愛おしさが増すばかり









今日は久々に美容室へ









「いらっしゃいませー!」

『あ、予約してないんですけど、大丈夫ですか?』

「あ、はい!大丈夫ですよ!こちらにどうぞ?」









最近近くにできた美容室









飛び込みできてみたけど
できるみたいで、よかった









「こんにちは!」

『こんに…』









座って置かれた雑誌を読んでいて
かけられた声に顔を上げると









「…A」

『…広臣…』









そこにいたのは
高校の時に付き合ってた人









…未来の父親である
広臣の姿だった









広臣「こんな偶然ある?笑」

『…叶えたんだ』

広臣「ん?」

『叶えたんだね、夢』

広臣「…うん、叶えたよ」

『そっか』

広臣「ふっ、お前変わんないね」

『え?』

広臣「さ、どうしますか?今日は」

『え、あー。』

広臣「てか、久々?美容室」

『うん』

広臣「なんか、意外」

『どうして?』

広臣「美容に関してはきっちりしてたじゃん?高校のときから」

『…そうだった?』

広臣「何、仕事忙しい?」

『いや、そういうわけでは…』

広臣「ま、ゆっくり話しながらやりますか。で、どうする?」

『じゃあ…お任せします』

広臣「は?」

『広臣に、任せる』

広臣「まじ?」

『まじ』

広臣「ふっ、はいよー。」









このドキドキは
何のドキドキなんだろう









.

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
618人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:M | 作成日時:2019年9月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。