短編集 2 (ページ23)

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side Hiroomi

とりあえず子供達に
朝ごはんを食べさせて
着替えを終えて
車に乗せて保育園へ

相変わらず泣きまくる春樹に
後ろ髪を引かれながら
家に帰宅

朝ごはんの片付けやら
洗濯もしてみたりして

出て行ってすぐに
ラインを入れてみたけど
いまだにへんじはなく

二人の共有してる予定表をみて
Aのいる仕事場へ

俺もよく知るスタジオで
雑誌の撮影をしている

「あれ？登坂さん？」

広臣「あー、お疲れ様です」

「お疲れ様、どうしたの？」

広臣「え？あー、今日オフで、ちょっと撮影を見学しようかなー、なんて」

「さすが、愛妻家。笑」

広臣「いやいや、あぁ、、俺が来てることは言わないでもらえます？」

「ふふ、サプライズね？オッケー！」

俺も知る雑誌編集者の人に
速攻でバレたけど
今は彼女の仕事の邪魔はしたくないから
遠くから見守ることにした

広臣「…綺麗だな」

何年いても
この気持ちは変わらないだろう
心からいつも
そう思っているから

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