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side you









それから30分後







勤務を終えて外に出ると









広臣「Aちゃん?」

『え!登坂さん?』

広臣「お仕事お疲れ様」

『あ、ありがとうございます…どうされました?』

広臣「なんか、ごめんね?待ち伏せみたいな事して。あのさ、よかったら飯どうかな?」

『…へ?』

広臣「いつも、お店に行くたびにAちゃんともっと話したいって思ってて。だからどうかな?」

『あ…はい』

広臣「え、本当に?いいの?」

『はい』

広臣「じゃあ行こ?」









突然の誘いに
彼女さんにアクセサリーを
買ってたことも忘れて
私は誘いにのってしまった









ついたご飯屋さんで
お話をしながら
お互いにどういう経緯で
今の仕事についたか
なんて話をしてすごく楽しかった









広臣「送るよ」

『いえ!タクシーで』

広臣「いいから、乗って?」









やばい…







家はマズイ…








とりあえず断れずに
車に乗り込むと




広臣「これ」

『…え?これ今日の…』

広臣「うん、人にあげるって話。Aちゃんの事だったの」

『え!?』

広臣「あのさ、まだ詳しいことも知り合ってない関係だけどさ、店会うたびに、素敵な子だなって思ってて、今日初めて飯行って確信した」

『…』

広臣「Aちゃんが好き。俺と付き合ってもらえませんか?」

『…』

広臣「あ、返事は今すぐじゃ…」

『はい』

広臣「え?」

『お願い、します…』

広臣「本当に?」

『…はい』

広臣「すげぇ嬉しい。それ、ネックレスにしようとしたけど、家族にもらったものは大切にしてほしくて、ブレスレットに変えたんだ。笑」




嬉しい…






そう思ってると
頭を撫でる登坂さん







あ、嬉しくて忘れてた
お家のこと…









そうだ、早めに知ってもらおう
好きになりすぎる前に









.

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作者名:M | 作成日時:2019年9月15日 23時

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