ｵｵｷﾅﾋｷﾀﾞｼ２__EXILE TRIBE

53__ｲﾜﾔ(ﾘｸｴｽﾄ) ページ9

俺の好きな子は、





幼馴染に恋している。






樹「こいつ、俺の幼馴染のAっす。」






あ「樹がいつもお世話になってます！幼馴染のAです！」








樹の一つ上で俺らと同い年のAは俺らとすぐに打ち解けた。









仲良くなってからは、二人で遊ぶことも増えたんやけど、








あ「あっ、樹〜。」







樹の顔を見ると嬉しそうな顔をする。







なぁ、なんで神様は叶わない恋をさせたん？？







あ「ねえ、翔吾。







　 夏祭り…行かない？？」









ある日突然、Aに夏祭りに誘われた。








あ「あっ、大丈夫だよ！樹も一緒だから…。」








一瞬喜んだやんか…。








つまり、俺はキューピット役。








あ「絶対に来てね！！」








岩「あ、おん。」






〜〜


あ「翔吾おまたせ。」







夏祭り当日、浴衣で現れたA。








…めっちゃかわええ。








岩「あれ、樹は？？」








あ「来れないって。」






岩「え。」








それ意味ないやん…。








あ「私だけじゃ、ダメだった…？」








不機嫌になってる俺を見て、不安げにそう聞くA。








岩「俺はええけど、お前はええの？」








あ「え？どうしてダメなの？」








岩「なんでって…。お前、樹が好きなんやろ？」








あ「え！？誰がそんなこといったの！！！」








いや、誰って…





態度でバレバレやけど。







岩「見てたらわかるわ。今日、来たんも二人をくっつけるためやったのに。」






そう言ってふとAの顔を見ると、







岩「…なんで泣いてんねん。」








泣きたいのはむしろ失恋してるこっちやし。







あ「…好きな人に恋の応援されて、告白してないのに振られた気分なったもん。」









あ、振られた気分じゃないか、振られたのか。








なんて、悲しそうに笑うA。









…今なんて？







岩「え、いま、なんていった？？」






あ「…好き。翔吾が好き。」






岩「なんでなん。」








あ「…ごめん。」







岩「俺とおるより、樹とおる方が楽しそうやし、樹が好きなんやと思ってた。」






あ「それは、翔吾といるとドキドキするから。






　 私が翔吾のこと好きって知ってる樹見ると安心して。」






岩「なにそれ、可愛すぎやん。






　俺も好き。」







クララさんリクエストの翔吾くんでした！

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