ｵｵｷﾅﾋｷﾀﾞｼ２__EXILE TRIBE (ページ21)

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63__ｶﾀﾖｾ(ﾘｸｴｽﾄ) ページ21

あ「もういい！！

　涼太なんかどこにでも行っちゃえば！！！」

そう言って楽屋を勢いよく出ていったA。

玲「涼太くんなにしたの…。」

涼「兄コマ…言ってなかったんだよね。」

龍「そりゃ怒るわ。」

涼「だよね…、なんか言い出せなくて。」

映画に出るとは言ったけど、恋愛ものだなんて、

ましてや、あんなシーンがたくさんあるなんて

Aを悲しませそうで言えなかった。

亜「こっから忙しくなるんでしょ？

　絶対早く仲直りしておくべきだよ。」

涼「俺、追いかけてくるね。」

Aがこういうときに行く場所。

それは一つしかなくて。

？「もう～、A泣かないの！！」

あ「だって～(泣)」

？「涼太だってAを騙したくて言わなかったわけじゃないでしょう？」

あ「多分、私を傷つけないようにって思ったんだと思う…。」

？「わかってるんじゃん～、ほら、泣かない！」

あ「でもっ…ｸﾞｽｯ、逆に傷つく…」

？「そうかもだけどさ～…、あ、ほら、お迎えきたよ？」

涼「すみません…、直人さん。」

Aを慰めていた直人さんが俺に気づいた。

あ「涼太…。」

振り返るAは目を腫らすほど泣いていて、

直「ん、大丈夫だよ。

　それよりちゃんと話しなね？」

涼「はい、ありがとうございます。」

そう言って心強い先輩は三代目さんの元へ帰っていった。

涼「A、ごめんね？

　俺、なんて伝えていいかわかんなくて、

　どうやって伝えてもAを傷つける気がして…。」

あ「うん…。」

涼「でも黙ってる方が傷つくよね、ほんとごめん。」

あ「…演技、したいって言ってたし、応援したいけど

　やっぱり不安になるよ…黙って恋愛映画になんて出られるとなおさら。」

苦しそうに笑うAは今にも押しつぶされそうで、

涼「そうだよね、ごめん。

　でも俺は、ほんとにAが大好きだし、1番大切だから。」

そう言ってAを抱きしめた。

あ「私も涼太がすきだよ、離れないでね…。」

涼「うん、一生離さない。」

リクエストの片寄でした！
文字数ギリギリ！！！←