ｵｵｷﾅﾋｷﾀﾞｼ__EXILE TRIBE

31__ｶﾐﾔ ページ36

あ「ハイシャーーイ」




うちのクラスのハイシャイボーイ、神谷くん。





神「だからハイサイ。」





この子クールなんですかね。






かまちょな私は黙ってませんよ。←





あ「ねえねえ、なにそれ。」





神谷くんが読んでるそれを指さして聞いてみた。




神「海外の音楽雑誌。」






あ「海外！かっこい！」






神「そう？」






かっこいいって言った瞬間、神谷くんの表情が緩んだ気がする。







あ「神谷くんはなんか音楽活動やってるの？」







神「ダンスしてるよ。」






あ「ダンス！すごい！」






神「…あと歌。」







あ「歌上手いの！？すごい！歌ってみて！聴きたい！」







そうお願いすると、しぶしぶ歌ってくれた。






なんて曲かは知らないけど、きっと海外の曲なんだと思う。






普段からは想像できないくらいのきれいな声で←失礼







聴き入るってこういうことなんだって思った。







あ「めっちゃ上手いね！ほんとすごい！」






そう？と少し照れ臭そうに笑った神谷くん。







私が歌声だけでなく、神谷くん自身にハマってしまうのは、もう少し先の話。

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