ｵｵｷﾅﾋｷﾀﾞｼ__EXILE TRIBE

20__ﾔﾏﾓﾄ(ﾘｸｴｽﾄ) ページ22

今日は、THE RAMPAGEの新しい曲の振りのレッスン。








みんなかっこよくて一生懸命で輝いてる。








先生「今日のレッスンはここまで。」









メンバー「ありがとうございました！！」








今日のレッスンは終わったけど、私は出来ないところがありすぎて居残り練習。






タンッ、タンッ、タタンッ







あ「ああああ、もうわかんない〜、くやしい〜。」








女だからって思われたくなくて、みんなと離されたくなくて、みんなが帰った後もこうして練習を続ける。








あ「今回ほんまできん…。」








？「Aが方言出るの珍しいね。」








振り返ったら、







あ「ヤマショー…。」







まだ、練習着のヤマショ―が立っていた。









山「今日も抜け駆け？」








あ「え？」








山「抜け駆けならさせないよ？」








山「俺も一緒にする。」






そう言うのは私が女の子だからっていう特別扱いされたくないの知っているヤマショーのやさしさで、









本当は、私が一人でやってるのを心配してきてくれたんだ。








あ「ヤマショ―ありがとう。」







山「せっかく同い年なんだからさ、仲良くやろうって思っただけだよ。」








にこにこするヤマショ―が天使にしか見えない。








山「ここはね、こう…ほらっ。」






そう言いながら、お手本を見せてくれる。








ヤマショ―が一緒にやってくれたから、出来なかったところもあっという間に出来るようになった。







あ「付き合ってくれてありがとう。」








山「俺も少し物足りなかったからちょうどよかった。」








ほんとにどこまでも優しい人。







あ「ほんとになにからなにまでありがとう。」






山「…女の子だから特別扱いしてるわけじゃないからね？」







あ「うん？」







山「Aだから特別扱いしてるんだよ？」









山「だって俺、Aのこと好きだから。」









いつものにこにこ笑顔が消えた白い顔は、







見たことないくらい真剣な顔をしてた。









あ「私もヤマショ―のこと好きだよ。」








山「…ほんとに？」








あ「優しいヤマショ―が大好きっ！」








そう言って、ヤマショ―の胸に飛び込んだ。









クララさんリクエストのヤマショーでした。

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