NOVEL56 ページ27
いくらなんでも行ったよね、流石に。
開けたら居ました!的な茶番は要らないからね、ほんと。
鍵を開けようとドアノブに手を伸ばすとガチャと音を立ててロックが外れた
…Why?
こんな時間から衣装室使う事って中々ないのに、、
もしかして、崍斗?
外れたのをいい事にドアを勢い良く開けた
.
「ちゃんと渡───ッッ!?」
.
目の前に居るのは崍斗なんかじゃなくて
会いたくない人を目にすれば反射神経も早くなる
アンタより早く閉める体制に入った私
もう少しなのにアッチも引く力を弱めない
.
「ちょっと、離してっ」
.
臣「嫌だね、離したら鍵閉めるだろ?」
.
「当たり前でしょ、いいから離して!」
.
臣「…言っとくけど、鍵持ってんだからどうあがいても勝ち目ないよ」
.
私は両手でアンタは片手。
簡単に開けれるくせに開けないのは私を試してるから
…私はアンタなんかの、、
.
「オモチャじゃないんだからっ!」
.
これでもかってぐらい勢い良く引っ張ったのに一瞬でバランスを崩しトクン、トクンと鳴る胸の中に収まる私
誰の腕な中にいるかなんて考えたくない
もがけばもがく程、キツくなる、、
.
「はなっし───」
.
臣「うるせぇな、少しは黙れよ」
.
アンタとの距離0
初めて聞く低音ボイス
怒らせてしまった、登坂広臣を。
今どんな顔で怒ってるのか検討はつく
けど、私は負けない。怒らせる理由なんて無いんだから
身長的には7
顔を上げギッと睨むと「フッ」って鼻で笑ったアンタ
手に力を入れてもホールドされてちゃビンタすらできない
所詮、私は女、、
.
臣「少しは冷静になったみたいだな」
.
「早く離してよ、私はアナタと話す事なんて、、」
.
──────‘‘ゴメン”、、、
.
聞きなれない言葉にまた顔を上げると目を反らした登坂広臣
.
臣「…昨日はあんな言い方して。アンタが自分の事より男を庇うから腹立ったんだよ」
.
私が龍也を庇ったから腹立ったって事?
…登坂広臣が私に?
.
「なに言ってんの、私達嫌い者同士でしょ?」
.
臣「アンタはそうかもしれないけど、俺はそうじゃない」
.
「…そうじゃなかったらなんだっていうのよ」
.
地雷を踏んで爆破まで後、5秒、、
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Run(プロフ) - naoさん» naoサン、臣カッコ良すぎますよね(//∇//)私も書いててドキドキです(//∇//)でも、決して隆二が黙ってるわけありません(゚д゚lll) (2017年10月22日 3時) (レス) id: e918400772 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - やっぱり臣くん好きです(><) (2017年10月22日 0時) (レス) id: 89c6b2d0a5 (このIDを非表示/違反報告)
Run(プロフ) - よっちぃさん» よっちぃ様、初めまして。現在、更新が不定期の為、ある程度まとめて作成してからUPしようと思ってました。私の恋01に書いてあるツイに連絡頂けたらパスワードはお伝えしますよ(^^) (2015年12月9日 20時) (レス) id: d857b6b4ca (このIDを非表示/違反報告)
よっちぃ - いつも楽しみにしています( ´∀`)03はパスワードなんですね( ´ ・ω・ ` )見たいもどかしさで、また初めから読み返してます(*´∇`*) (2015年12月8日 20時) (レス) id: 7f8fa66303 (このIDを非表示/違反報告)
Run - 地獄のランチ(笑)次、ランチのストーリーがあればその言葉、使わさせて頂きます( ̄▽ ̄) (2015年9月12日 18時) (レス) id: 6403ae2a34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Run x他1人 | 作成日時:2015年6月25日 18時