ep4 ページ4
「よろしくお願いします!ええ、三代目J Soul Brothersに新しく入ることになった藤野Aです!」
目の前にはJSBのメンバー。
みんな明るく迎えてくれた。
まあその中に剛典もいたわけで、いつもの優しい笑顔で拍手をくれた。
初めてのJSBとの練習が終わり剛典と帰っていた
剛「不安?」
「いや、あーでも不安もあるかも。ファンの方々が受け入れてくれるかもわかんないし。でも認めてもらうためにも今まで以上に頑張らなきゃいけないわけで。そゆのも含めて。」
剛「公式発表、明日だっけ?」
わたしは下を見てうんうんと頷いた
剛「そっかぁ!…不安もあるよね〜そりゃ。
まあ大丈夫大丈夫。Aなら絶対できるよ。頑張ろうね」
剛典はそう言うと頭をぽんぽんと撫でてくれた
「ありがと。」
次の日
ネット、ニュース、SNS、スポーツ新聞、雑誌、色んなところであたしの加入記事が載った。
怖くてSNSなんて見れたものじゃなかったけど
やっぱり気になって自分のTwitterを見てみた
まあそこには祝福の文字はたくさんあるし、もちろんなんで自分なのかっていう批判の文字もあった
練習スタジオの隅っこで丸まって携帯を眺めていた
画面の中で
大学に合格したのに就職もしないでしかも三代目にまた女子1人で入るなんてありえない。辞めろ。
っていう言葉が見えた
大丈夫。
大丈夫。
あたしが決めたんだから。
ダンサーになるって。強くなるって。
あたしは負けない。
剛「おはよ!はやいね!
....…A?」
気づいたら目から涙がこぼれ落ちていた
剛「どうしたの!?」
といってしゃがみ込んであたしの顔を覗く
「…EXILEに入った時の方がもっと色々言われて辛かったけど、強くなろうって思って、でも今は今でまた色んな思いがあって、それで…
うまくまとまらない言葉を包み込むようにして剛典が抱きしめてくれた
剛典の胸の中でたくさん涙が溢れてきて声をあげて泣いた
ただただ背中を撫でてくれた
たくさん助けられて
活動にも慣れてきて
ある日剛典に告白されて付き合うことになった
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作者名:あんな | 作成日時:2014年12月27日 16時