ep16 ページ16
剛「え、、?」
子犬のように目を丸くしてキョトンとした顔つきでこっちを見つめる
「なんなのよ!!なんでそんな今日怖いの!!あたしなんかした!?ずっと前からどうしようどうしようって考えて昨日も夜中まで頑張ってせっかく楽しみに待ってたのに!!デリカシーなさすぎ!剛典のばか!」
あーあ、言っちゃった
勢いで言い捨ててベッドルームまできちゃった
こんなつもりじゃなかったのに
そう考えたら涙が止まらなくなって
必死に声を押し殺して泣いていた
コンコンッ
剛「A?入るよ」
あーもう泣いてるから顔もひどいのに
さいっっっあくのバレンタインじゃん
剛典には背を向けて目を擦っていると
後ろから抱きしめられた
剛「ごめんA…昨日から何か色々ムシャクシャしててさ、、頑張ってくれたのにごめん。」
バッと後ろを向くとまたもや子犬のような顔をした剛典
「ばかぁあああ;_;」
剛「ごめんね笑」
よしよしと頭を撫でてくる
向かい合わせにさせてあたしを膝の上にのせて親指で頰に流れる涙をぬぐって
剛「チョコ。あるの?」
コクンと頷くとニコッと優しい笑顔で笑った
「まずいって言ったらこの家立ち入り禁止」
剛「それは辛いなーーww」
「んっ」
少し乱暴に剛典にチョコの入った袋を差し出す
剛「えー!すご!これ手作り?」
と興味津々に包装のリボンを解いていく
「手作りだってば。」
ハート型のガトーショコラとトリュフ
キラキラと目を輝かせて一向に食べようとしないから
持っていた箱の中からトリュフをぱっと取り
剛典の口の前まで持っていく
「さっさと食べて。」
、、、、、、、
「剛典、甘い物好きでしょ?最初はクッキーがいいかなあって思ったんだけど隆くんたちと話してたらやっぱりチョコがいいかっ、、、んっ、、たかっ、、、」
「、、っなに!もう!急に!!」
剛「ごめん笑 あまりにもAが可愛くて笑 だって何?そんなに考えてくれてたんでしょ?」
「べつに?てかびっくりするじゃん。するならするって言って」
しかもトリュフ食べた後だから甘い、、
なんだこの漫画的展開、、、笑
ごめん臣くん、、口移しなんかより
断然こっちの方がいいよ。笑
「味は?」
剛「最高」
「よっしゃ。」
剛「あー!もう!!!」
「え、?」
206人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんな | 作成日時:2014年12月27日 16時