Man!?

デビュー ページ19

『…ふぅ、』



このステージに立てばSnowManのデビューがファンのみんなに発表される。



怖いし、不安だし、でもなんとも言えない高揚感に包まれている。



ポンッ


深｢珍しく緊張してる？｣


『…ふっか』


深｢やっとだな｣


『やっとだね、やっとスタートできる。』


深｢うん。｣


『ふっかありがとう。ジャニーズ辞めないでくれて。私を仲間にしてくれて。』


深｢うん。｣


『....6人でデビュー出来なかったこと後悔してる？』


深｢…｣


ｽﾀｯﾌ｢スタンバイお願いします〜！！｣




ずっとずっと聞きたかったこと。
1番長くJr.として走り続けてきたふっかにとってこのデビューは果たして嬉しいものなのか。

SnowManにかける思いが誰よりも強くて熱いことを知っているから、ふっかが本当に納得しているのかずっと引っかかっていた。


今しかない。そう思ったけどふっかの答えは聞けずにスタンバイの時間になってしまった。


こころにモヤモヤが残ったままファンのみんなへデビュー報告をした。



沢山の人達が泣いてくれて喜んでくれた。
ファンの人達がいなかったら途方も無い道で立ち止まっていたかもしれない。
この人達のおかげでここまで来れた。

ありがとうって伝えても伝えきれないなあ、



最後の挨拶の時に隣から話しかけられた。


深｢してないよ｣


『え？』


隣のふっかを見るとまっすぐ前を向いていた。でも私にはっきりこう言った。



深｢後悔なんてしてない｣


『…』


深｢Aを入れたこともラウール達を入れたことも間違ったなんて思ったことないよ。逆に守るものができて強くなれた。｣


『ふっか…』


深｢俺らと歩くって決めてくれてありがとうA｣



バックミュージックが大音量で流れててマイク無しじゃ聞き取りずらいはずなのにその時はやけにはっきりふっかの声が聞こえた。


マイクを通して挨拶しているジェシーの声よりもはっきりと。



『…ｸﾞｽｯ』


デビュー発表の時の誰も知られざる深澤と櫻井のお話。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

SNS 【SnowMan ふからい】

@______
最後の挨拶の時ふっかがAに話しかけててふっかの言葉を聞いて下向いて泣いてしまったA。
そんなAを見て笑いながらポンポンするふっか。

素敵な関係性が見えた瞬間でした。


@______
ふからい何話してたのか気になるなあ〜


@______
親子の関係以上に理解し合ってるんだろうな2人は

懐→←さくさく

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す