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−隆二side
急ぎの収録が終わり…
真っ先に発信ボタンを押す。
pull..
pull..
A『…もしもし』
隆二「あっ、A?俺。今、収録終わった」
A『そうなんだ。お疲れ様(^^)』
隆二「臣に…伝えといてくれた?」
…先日、
伶菜(回想)「今市さん!ちょっといいですか?」
俺はFlowerのヴォーカル・鷲尾伶菜ちゃんに呼び出された。
彼女から聞かされた話は、想像を絶するもので…
(伶菜ちゃんがあの件に関わってたなんて…)
開いた口が塞がらなかった。
彼女が臣の元カノで、
一度は違う男を好きになったものの、臣のことが忘れられずに戻ってきたこと。
当時、2人で交わした「一緒にアーティストになろう」という約束を、
どうしても叶えたかったこと…。
伶菜(回想)「ヒロくんの想い人が、まさか今市さんの元カノだったなんて…。今市さんにもAさんにも、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
様々な思いを明かされ、胸が熱くなった。
…今日は、臣とは別行動。
本当はすぐにでも直接伝えたかったが、叶いそうにもなかったため…
代わりに伝えてもらうよう、Aに頼んだ。
A『伝えたよ。臣くん、驚いてた(笑)。でも、ちゃんと話し合うって(^^)』
隆二「…そっか。よかった(^^)」
同じヴォーカリストとして、伶菜ちゃんは大切な後輩。
彼女の想いが、もう一度臣に届くように祈った。
隆二「なにしてんの?今(^^)」
A『今?お家で…ちょうど三代目のアルバムかけてたとこ(笑)』
隆二「(笑)。今から外出れる?」
…もう結構遅い時間。
だけど、Aに会いたい…。
そんな俺のわがままにも、
A『もちろん(^^)』
笑って応えてくれるAに恋しさが募り…
隆二「じゃあ…後で迎えに行く(^^)」
俺は急いで帰宅し、
彼女のもとへと車を飛ばした。
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Risa(プロフ) - めぐおみさん» はじめまして(^^)コメントありがとうございます!たいしたことないですが、私の小説で少しでも幸せな気持ちになっていただけたなら嬉しいです。よかったら、新作もよろしくお願いしますね♪(笑) (2016年10月19日 19時) (レス) id: 29dc7e131b (このIDを非表示/違反報告)
めぐおみ(プロフ) - 初めまして(^^)臣くんのファンです。色々小説を探していて、こちらに辿り着きました。文章もすごく丁寧で、内容も素敵で、一気に全部読んじゃいました。最後はうるうるしながら。臣くんファンだけど、この結末で良かった!温かくて優しい小説をありがとうございました! (2016年10月15日 9時) (レス) id: 16e51c0564 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいみにー - めちゃくちゃ良かったです!終始ウルウルしてしまいました!(笑)あたしも隆二ファンなのでどうしても戻ってほしかったのでハッピーエンドで嬉しいです(;_;)読みやすく、わかりやすい文章ですごく好きな小説でした! (2014年1月28日 2時) (レス) id: f9f8bc7233 (このIDを非表示/違反報告)
Risa(プロフ) - キャレンさん» やっと!本当にやっとです(>_<)お待たせしてしまい申し訳ありません(;_;) (2013年10月28日 12時) (レス) id: c90b8b0fbe (このIDを非表示/違反報告)
キャレン(プロフ) - やっと出会えましたねー!!よかった^^ (2013年10月27日 16時) (レス) id: 57d916f15b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Risa | 作成日時:2013年10月14日 18時